2013年7月28日日曜日

C, C++で最初のプログラム

前置きが非常に長くなりましたが、いよいよ最初のプログラミングの始まりです。^^;


CとC++の関係
C++はCの機能を拡張した言語であると説明しました。
そのためCの文法や関数は、ほとんどそのままC++で使うことができます。
例えば以下のような、Cの超有名なプログラムは、C++でコンパイルしても、実行できるのです。

超有名!?なプログラム
#include <stdio.h>

main()
{
    printf("Hello, Work!\n");
}

いいですか、Hello, World! ではなく Hello, Work! ですよ(*´艸`*)
やるぞ、プログラミングって意気込みを表現しています。

#include <stdio.h> は printf()関数を使うために必要です。
printf()関数で文字列を表示できます。
\nは改行です。(バックスラッシュとエヌで表記します。)

このプログラムをTerminalで hellowork.c というファイル名で作成します。
  1. Ubuntu の Dash Home から Terminal を検索し、クリックして起動
 2. gedit hellowork.c と入力するとエディタが起動するので上のプログラムを入力
 3. 保存して閉じる

 
コンパイル&実行結果
Cではコマンドラインでの入力は以下のようになります。
  cc -o hellowork hellowork.c

意味は、hellowork.c というプログラムをコンパイルし、hellowork という実行ファイルを作成せよ。

そして、C++ではこうなります。(拡張子を.cppにしたファイルを作成してください。)
  g++ -o hellowork hellowork.cpp

こちらの意味は、hellowork.cppというプログラムを...(以下略)

最初のコマンドが Cだとcc、C++だとg++ になるという違いがあります。
-o の後に実行ファル名を指定できます。
なるべく分かりやすい名称にするとよいと思います。

注)もし、g++ がないと言われたら... 簡単です、インストールしてください(^_^;) 
  root@ubuntu:~# g++ -o hellowork hellowork.cpp
  The program 'g++' can be found in the following packages:
   * g++
   * pentium-builder
  Try: apt-get install <selected package>
  root@ubuntu:~# apt-get install g++
    

実行についてですが、ドット スラッシュ プログラム名 で作成したプログラムの実行となります。

こんな感じです^^
root@ubuntu:~# ./hellowork
Hello,Work!
root@ubuntu:~#


どうでしょうか、簡単ですね。
効果的な学習のために、見るだけでなく実際にやってみることが、とても大事です。


最後に超有名!?なプログラムをC++で書くとどうなるか、を記載してみます。

C++版超有名!?なプログラム
#include <iostream>

main()
{
    std::cout << "Hello, Work!" << std::endl;
}

使用するコンパイラは g++ の方ですので注意してください。
#include <iostream> は std::cout(), std::endl()関数を使うために必要です。
std::cout()関数で文字列を表示できます。
std::endl()関数で改行できます。


実はこれらの超有名!?なプログラムは 開発者としての心構えが不足しています。
次回はそのあたりの話をしたいと思います。


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